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国土交通省、WLTPモード燃費をJC08モード燃費に代わり採用へ。実燃費との乖離が減少。


下取りよりも数十万高く売れることも珍しくありません。

2018年度から、カタログ燃費の計測方法が変わり、「WLTPモード燃費」というものに変わるという情報が入ってきました。

今回は、WLTPモード燃費について紹介していきましょう。

適用時期

WLTPモード燃費は、2018年度から採用されます。

現在のJC08モード燃費が10・15モードに代わって採用されたのは2011年でしたから、JC08モードはわずか7年間のみの採用ということになりました。

車のモデルチェンジ周期1回分くらいですね。

WLTPモードの計測方法

国土交通省が、解説資料を公開しています。

乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)の概要について

お読みいただけましたでしょうか。

・・・・。

はい。正直難しくて、何を言っているのかよく分かりませんでした。

私も色々と調べてみたので、簡単に紹介すると、

・平均車速が上昇
・最高速度が上昇
・走行時間が増加
・走行距離が増加
・アイドリング比率が減少
・コールドスタート比率が上昇
・車両重量が段階制ではなく無段階に
・市街地、郊外、高速道路それぞれのカタログ燃費を表記

ハイブリッドカーに不利?

WLTPモード燃費は、平均車速、最高速度が上昇したことと、コールドスタート比率が上昇したことで、ハイブリッド車の燃費に不利になると予想されています。

ハイブリッド車は、高速走行時や冷間時はエンジンが常にかかった状態になってしまい、そのメリットを十分に発揮できません。

実際、既にWLTPモード燃費に近い計測方法を採用しているアメリカでのプリウスのカタログ燃費は、22.1km/Lで、日本のカタログ燃費とは大きな差があります。
(アメリカの計測方法はWLTPよりも更に厳しいので、WLTPだともう少し良い燃費が出るとは思いますが。)

これまでリッター40km!!などと大々的に宣伝していたハイブリッドカーの燃費が20km台になってしまっては、売れ行きにも影響が出るかもしれません。

燃費特価グレードがなくなる?

これまで、JC08モード燃費では、車両重量が段階的にわけられており、シャシーダイナモの抵抗を加えることで燃費を計測していました。

そのため、一部車種では、装備やガソリンタンクの容量を削って重量がギリギリ下の区分になるようにして、カタログ燃費をよく見せかける、燃費特化グレードが存在します。

最近だと、ノートe-POWERがエアコンまで省略して徹底的に軽量化していましたね。

WLTPモード燃費では、車両重量の区分が段階的にクラス分けされるのではなく、純粋な車両重量に応じて無段階に抵抗が設定されるため、燃費特化グレードを設定するメリットが小さくなります。

これまでのようなあからさまな燃費特化グレードはなくなるかもしれません。

実際にWLTPモード燃費が採用されたあと、既存の車種のカタログ燃費がどうなっていくのか、気になるところです。

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