トヨタの商用車、プロボックス、サクシードにハイブリッドが登場する。との情報が入ってきました。
今回は、プロボックス、サクシードハイブリッドの最新予想情報をお伝えします。
・発売日は、12月3日
・燃費は、JC08モード27.8km/L
・価格は、1.5Lガソリン車の20万円高程度
・ハイブリッドに4WDの設定はなし
・ガソリン車も含め、予防安全、セキュリティを強化
もくじ
発売日
プロボックスハイブリッド、サクシードハイブリッドの発売時期は、2018年12月3日です。
11月19日に正式発表され、予約受付が始まっています。
現行プロボックスは、2002年に発売されており、すでに16年目です。
2014年にマイナーチェンジされ、しばらくフルモデルチェンジされるという情報はありません。
10年以上フルモデルチェンジされないのは、商用車では、それほどめずらしいことではありません。
デザイン
デザインは、既存のガソリン車とほとんど変わらず、ハイブリッドエンブレムが追加される程度にとどまっています。
プロボックスハイブリッド
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出典https://newsroom.toyota.co.jp/ ”
サクシード
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出典https://newsroom.toyota.co.jp/ ”
元々プロボックスとサクシードは、少し違うボディでしたが、2014年のマイナーチェンジで同一のボディとなりました。
今では外見の違いはほぼありません。
プロボックスには、1.3Lと1.5Lエンジンがあるが、サクシードには1.5Lエンジンしかないという違いはあります。
ハイブリッドシステム
プロボックスハイブリッド、サクシードハイブリッドに搭載されるハイブリッドシステムは、アクアやヴィッツに搭載されているものと同じ、1.5L+モーターのシステムが搭載さています。
<エンジンスペック>
最高出力・・・74ps/4800rpm
最大トルク・・・11.3kgm/3600-4400rpm
<モータースペック>
最高出力・・・61ps
最大トルク・・・17.2kgm
酷使されやすい商用車なので、ハイブリッドとなると耐久性が気になるところですが、今のトヨタのハイブリッドシステムは、20万キロ程度は特に問題なく走ることができます。
商用車としては、最低ラインをクリアしているといったところではないでしょうか。
ただ、30万キロ~50万キロ走る車も珍しくないと思うので、そこまで走るとなると、ちょっと不安は残ります。
また、プロボックス、サクシードは荷室のスペースの確保も大切な問題です。
プロボックスハイブリッド、サクシードハイブリッドでは、バッテリーを前席下に配置することで、荷室容量はガソリン車と同等を確保することになるでしょう。
ガソリンエンジン
1.5Lハイブリッドの走行性能は、ヴィッツやカローラなどから考えると、1.3Lエンジンと1.5Lエンジンの間くらいになるはずです。
<1.3Lガソリンエンジン>
最高出力・・・95ps/6000rpm
最大トルク・・・12.3kgm/4000rpm
<1.5Lガソリンエンジン>
最高出力・・・109ps/6000rpm
最大トルク・・・13.9kgm/4800rpm
1.5Lハイブリッドは、最高出力は1.5Lガソリンエンジンよりも低いですが、低速から太いトルクが出るので、低速域では1.5Lガソリンまたはそれ以上のパワー感。高速域では1.3Lに近いパワー感といった感じになります。
燃費
プロボックスハイブリッド、サクシードハイブリッドの燃費を予想してみます。
カローラのガソリン車とハイブリッド車の燃費の違いから計算してみましょう。
カローラ1.5L車・・・23.4km/L
カローラハイブリッド・・・33.8km/L
カローラのガソリン車とハイブリッドの燃費の差は、1.44倍です。
プロボックス1.5L車の燃費は19.6km/Lなので、19.6×1.44=28.2km/Lくらいになるかな?と予想することができます。
※追記
新型プロボックスハイブリッド、新型サクシードハイブリッドの燃費は、28km/Lにはわずかに届きませんが、27.8km/Lを実現するということがわかりました。
おおむね、事前の予想通りで、かなりの低燃費ですね。
走行距離を走る商用車なので、燃料コストをかなり削減することができそうです。
JC08モード燃費・・・27.8km/L
WLTCモード燃費・・・22.6km/L
市街地モード・・・21.8km/L
郊外モード・・・23.7km/L
高速道路モード・・・22.3km/L
予防安全性能
トヨタは、2018年から、自転車にも対応する次世代型のトヨタセーフティセンスの展開を進めると発表しています。
プロボックス、サクシードに搭載されているトヨタセーフティセンスCの機能は、以下のとおりです。
・プリクラッシュセーフティシステム
・レーンディパーチャーアラート
・オートマチックハイビーム
新型プロボックス、新型サクシードには、レーントレーシングアシストなどが搭載された次世代型のトヨタセーフティセンスではなく、アクアやヴィッツと同様に、トヨタセーフティセンスCを改良して、歩行者にも対応できるようにしたものが搭載されると予想されています。
また、盗難防止用のイモビライザーも、標準装備とされました。
これらの改良は、ハイブリッドだけでなく、ガソリン車にも適用されています。
商用車は、自動ブレーキがかかった時の荷崩れなどの問題から、乗用車よりも自動ブレーキの普及が遅れていましたが、ようやく色々な商用車に自動ブレーキが採用されるようになってきました。
その他
その他、オートエアコンが標準装備、センターコンソール小物入れが標準装備。
運転席シートヒーターは、オプション扱いとなっています。
また、ハイブリッドグレードだからといって、静粛性を高めるために遮音ガラスが採用されているなどといった発表はありません。
そのあたりは、商用車なので割り切られているようです。
ハイブリッドは元々静かなので、遮音ガラスが採用されていなくても、ガソリン車よりは静か可と思います。
価格
プロボックスハイブリッド、サクシードハイブリッドの価格は、160万円~170万円程度からのスタートになると予想されています。
ガソリン車と比べると、25万円~30万円ほど高くなりそうです。
乗用車でガソリン車とハイブリッド車がラインナップされている車では、遮音性フロントガラスが採用されるなど、色々と差別化されていますが、価格上昇を避けるために装備はガソリン車と同等となり、価格差は少し小さくなるでしょう。
プロボックス、サクシードのような商用車は走行距離が多くなりがちです。
ハイブリッド車は、走行距離が長ければ長いほど、ガソリン車との総負担額の差額が小さくなり、10万キロ程度~ハイブリッド車の方がトータルコストが安くなる感じなので、プロボックス、サクシードなら、多くの事業所でコスト削減に寄与しそうです。
※追記
新型プロボックス、サクシードの価格が発表されました。
ハイブリッドは上級グレードという位置づけではなく、各グレードにハイブリッドが設定されています。
いよいよ本格的に、ハイブリッドがあって当たり前。の時代に突入ですね。
<新型プロボックス>
DX(ハイブリッド)・・・1,819,800円
DX(1.3L)・・・1,373,760円
DX(1.5L)・・・1,549,800円
DXコンフォート(ハイブリッド)・・・1,856,520円
DXコンフォート(1.3L)・・・1,410,480円
DXコンフォート(1.5L)・・・1,657,800円
GL(ハイブリッド)・・・1,927,800円
GL(1.3L)・・・1,481,760円
GL(1.5L)・・・1,657,800円
F(ハイブリッド)・・・1,965,600円
F(1.5L)・・・1,695,600円
<新型サクシード>
U(ハイブリッド)・・・1,819,800円
U(1.5L)・・・1,549,800円
ULコンフォート(ハイブリッド)・・・1,856,520円
ULコンフォート(1.5L)・・・1,657,800円
UL-X(ハイブリッド)・・・1,927,800円
UL-X(1.5L)・・・1,657,800円
TX(ハイブリッド)・・・1,965,600円
TX(1.5L)・・・1,695,600円
プロボックスもサクシードも、基本的には同じ価格ですが、サクシードは、プロボックスから、1.3Lガソリン車を除いたグレード構成となっています。
ハイブリッドは、1.5Lガソリン車よりも20万~25万円高となっています。
カローラなどの、1.5Lガソリン車と1.5Lハイブリッド車の価格差よりは小さめに抑えられています。
なお、ハイブリッドには4WDは設定されていません。
ガソリン代の元は取れるの?
プロボックス、サクシードは、商用車として事業者が購入する車ですから、ハイブリッド車を導入することで、トータルこすとを削減することができるのか。という点はとても重視される部分だと思います。
ガソリン1L=140円として、20万キロ走行した時に、ガソリン代にどれくらいの差が出てくるのか、計算してみましょう。
プロボックスガソリン車のカタログ燃費は19.6km/L、ハイブリッド車の燃費は27.8km/Lですが、実燃費に近づけるために、どちらも7割掛けして計算をしてみます。
(ガソリン車=13.7km/L、ハイブリッド車=19.5km/L)
ガソリン車で20万キロ走行した時に消費するガソリン量は、約14,598Lです。
1L140円で計算すると、ガソリン代は約204万円となります。
ハイブリッド車で20万キロ走行した時に消費するガソリン量は、約10,256Lです。
1L140円で計算すると、ガソリン代は約143万円となります。
その差は60万円にもなり、ガソリン車とハイブリッド車の価格差を十分に補って余りあるという事がわかります。
ただ、プロボックス、サクシードといった車は、20万キロで廃車ではなく、30万キロ、40万キロと走行する車も珍しくありません。
そこまでいった時に、ハイブリッドのバッテリーは大丈夫なの?といった心配は少々残りますね。
プロボックスとサクシード、統合される?
トヨタは、2020年台半ばまでに販売する車種数を半減するという方針を出しています。
不人気車種の廃止だけでなく、プロボックスとサクシード、ノアとヴォクシーなどの兄弟車種の統合などを進めていくということです。
プロボックスとサクシードは、前回のマイナーチェンジで、名前だけが違い、見た目はほとんど同じになっているので、実質統合されたようなものです。
今はプロボックス、サクシードと名前が分けられていますが、今度のフルモデルチェンジでは、一車種に統合されることになりそうです。
プロボックス、サクシードは別に統合しても構わないでしょうが、ノア・ヴォクシー、アルファード・ヴェルファイアなんかはそれぞれが結構な台数売れているわけで、統合しないほうがいいんじゃ?という気もしますが。
また新しい情報が入りましたら、更新します。
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