メルセデス・ベンツのフラッグシップSUV、GLSクラスがフルモデルチェンジされます。
このページでは、新型GLSクラスの発売日、デザイン、スペック、価格予想など、最新情報を紹介します。
もくじ
GLSクラスとは
GLSクラスとは、GLクラスの後継車であり、2015年から販売されている車です。
今回のフルモデルチェンジで2代目ということになります。
メルセデス・ベンツのビッグサイズなSUVといえば、Gクラスもありますが、Gクラスはオフロードを走るタイプ、GLSは都市型SUVといえば分かりやすいでしょうか。
「S」という文字が入っていることからも分かるように、「GLS」クラスはSUVのSクラスであり、このジャンルのマーケットリーダーであることを自負しているとのことです。
発売日
メルセデス・ベンツ、新型GLSクラスは、2019年4月に開催されたニューヨークオートショーでワールドプレミアされました。
新型GLSクラスの日本発売日は、2019年秋ごろと予想されています。
現行GLSクラスは、日本では2016年4月から販売されているので、わずか3年ちょいでのフルモデルチェンジということになります。
デザイン
新型GLSクラスのデザインがニューヨークオートショーで公開されたので、紹介します。
エクステリア
エクステリアは、大きなフロントグリル、少し盛り上がったボンネットなどから、とても迫力のあるデザインに仕上がっています。
リヤは細長いブレーキランプによって、幅広感、どっしりとした安定感を演出しています。
インテリア
出典https://media.daimler.com
今回、後部座席の画像は公開されていませんが、3列シート仕様となっています。
新型は11.6インチのディスプレイが2つ配置されており、中央のエアコン吹出口は4つもあります。
紫色のイルミネーションも、最近のメルセデス・ベンツによく採用されているものです。
なんとなく大人なムードを感じるインテリアとなっています。
現行型と比較
現行GLSクラスのデザインと比較してみましょう。
現行GLSクラスのエクステリア
出典https://www.mercedes-benz.co.jp
ぱっと見、外見はそれほど変わっていませんね。
見比べると、フロントグリルは大きくなっていて、ヘッドライトは少し水平に。
フォグランプ周りのデザインも変わっていますし、リヤのブレーキランプは細くなっています。
リヤのブレーキランプの太さが、エクステリアでは一番見分けがつきやすい部分ですね。
現行GLSクラスのインテリア
出典https://www.mercedes-benz.co.jp
インテリアは雰囲気が大きく変わっています。
現行型のインテリアは、木目調パネルが使われていて、メルセデス・ベンツらしくないというか、昔の日本車のようです。
現行型の方が格好良いですね。
搭載エンジン
新型GLSクラスには、2種類のガソリンエンジンと、2種類のディーゼルエンジンが搭載されることが発表されました。
<GLS 580>
最高出力・・・360kW
最大トルク・・・700Nm
<GLS 450>
最高出力・・・270kW
最大トルク・・・500Nm
<GLS 350d>
最高出力・・・210kW
最大トルク・・・600Nm
<GLS 400d>
最高出力・・・243kW
最大トルク・・・700Nm
それぞれのエンジンはまだ明らかにされていません。
すべて、48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載しています。
現行型と比較
現行GLSクラスには、3.0Lディーゼルターボエンジン、4.5Lターボエンジン、5.5Lターボエンジンがラインナップされています。
<GLS350d>
最高出力・・・190kW
最大トルク・・・620Nm
<GLS550>
最高出力・・・335kW
最大トルク・・・700Nm
<AMG GLS63>
最高出力・・・430kW
最大トルク・・・77.5Nm
ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともに、新型の方がパワーアップしています。
AMGモデルはあとから追加されます。
ボディサイズ
新型GLSクラスのボディサイズは、全長5,207mm×全幅1,956mm
ホイールベースは3,135mmです。
全高はまだ発表されていません。
現行型と比較
現行GLSクラスのボディサイズは、全長5,130mm×全幅1,935mm×全高1,850mm
ホイールベースは3,075mmです。
現行型と比べると、全長は77mm長く、全幅は22mm広く、ホイールベースは60mm長くなっています。(現行の数値は5mm単位のカタログ数値なので、誤差があります。)
先進機能
新型GLSクラスには、これらの先進機能が搭載されます。
・アクティブディスタンスアシストディストロニック
全車速対応のアダプティブクルーズコントロール機能。輸入車らしく200km/hまで対応しています。
・アクティブブレーキアシスト
前走者、前を横切る車、合流してくる車、路上の物体との衝突を避けるための自動ブレーキ。
7km/h~250km/hまでと、広範囲で作動します。
・アクティブストップ&ゴーアシスト
1分以内の停車であれば、自動で再発進をすることができる機能。
・アクティブブラインドスポットアシスト
車両の斜め後ろのミラーで見えない死角エリアの車両の存在を警告する機能。
現行型と比較
少し名前は違いますが、アクティブストップ&ゴーアシスト以外は現行型にも搭載されています。
新型GLSクラスでは、渋滞中の運転も楽になります。
価格
新型GLSクラスの価格は、1200万円程度~になると予想されています。
現行型と比較
現行型は1113万円~ですから、100万円程度高くなるようです。
マイルドハイブリッドシステムの採用や、インテリアを中心とした質感、快適性の向上、最新の予防安全機能なども搭載されていますから、これくらいは仕方がないでしょうね。
まとめ
メルセデス・ベンツ、新型Gクラスは、前回のフルモデルチェンジからの期間が短いということもあって、フルモデルチェンジにしては大きくは変わっていない印象です。
ただ、インテリアの高級感は、今風のメルセデスっぽくなっていますし、先進機能はしっかりと進化しています。
価格はとても高いので、そうそう気安く購入できるものではありませんが、とても迫力があって格好良いですね。