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RAV4 PHVは、急速充電に対応していない。理由はなぜ?どうして?PHVには急速充電を搭載しない方針か


下取りよりも数十万高く売れることも珍しくありません。

6月8日に発表されたRAV4 PHVは、急速充電に対応していません。

RAV4 PHV


プリウスPHVでは、メーカーオプションで急速充電をつけることができますが、RAV4 PHVはオプションでも選択することができません。

なぜ、RAV4は普通充電にしか対応していないのか。そこには、トヨタなりの考えがあるようです。

急速充電と、普通充電

EVやPHVの充電には、「普通充電」と「急速充電」があります。

その名の通り、普通充電よりも急速充電の方が早く充電することができます。

80%までの充電は、100V普通充電の20倍程度早く。200V普通充電よりも5倍程度早く充電することができます。

たとえば、プリウスPHVだと、

100V普通充電で満充電まで14時間

200V普通充電で満充電まで2時間20分

急速充電で80%まで20分

と、大きな差があります。

最近では、ディーラーやショッピングモール、パーキングエリアなどに急速充電器が設置されることが当たり前になってきました。

RAV4 PHVは、普通充電にしか対応しておらず、

100V普通充電で27時間

200V普通充電で5時間30分

と、バッテリー容量が大きいということもあり、プリウスPHVの倍くらいの時間がかかります。

PHVには、急速充電を搭載しない?

RAV4 PHVには、なぜ急速充電を搭載していないのでしょうか。

どうやら、今後、EV、PHVが増えてくることを見越した考えがあるようです。

最近では、各所に急速充電器が設定されるようになりましたが、プリウスPHVや、アウトランダーPHEVの台数が増えてきて、EV(リーフなど)ユーザーが充電器を使おうと思っても空いていない。ということが増えてきています。

それに加えてRAV4 PHVが増えると、急速充電器不足がますます加速することを危惧して、あえて急速充電に対応しなかった。といわれています。

プラグインハイブリッド車はEVとは違い、充電がなくなってもガソリンで走ることができるので、EVとPHVが共存していく上で、今後、PHVには急速充電機能を搭載しない方向で考えられているようです。

もちろん、急速充電がないことに対する不満の声が多くなればその方針は変わるかもしれませんが、PHVで急速充電器が埋まってしまい、EVユーザーが使えなくて困った。という声は私も時々聞くので、EVに対する配慮という意味で良いことなのではないかと思います。

RAV4 PHVの基本的な情報は、こちらのページで紹介しています。