ホンダの主力ミニバン「ステップワゴン」が、フルモデルチェンジされる。
モデルチェンジは、2014年と予想されている。
現行ステップワゴンは、2.0LのNAエンジンのみの設定となっているが、
新型ステップワゴンでは、1.5Lターボエンジンと、ハイブリッドが採用される見込みだ。
小排気量ターボとハイブリッドと言えば、現在の低燃費技術の主流となっている仕組みなので、新型ステップワゴンでも、燃費性能の向上が期待される。
ハイブリッドの方は、ホンダが現在採用している1モーターの「IMA」 ではなく、
新型アコードなどに採用される、 2モーターの本格的なハイブリッドシステムとなる。
次期フィット等に採用される1モーターの「i-DCD」とは又異なるハイブリッドシステムだが、
中・大型車に搭載される予定のもので、トヨタのハイブリッドに匹敵する燃費性能が期待できる。
1.5Lターボエンジンの方は、フォルクスワーゲンのTSIや、
日産ノートの「エコスーパーチャージャー」に代表される、
排気量を小さくして、過給器によりパワーを補うタイプで、
燃費の面ではハイブリッドには及ばないものの、価格面で
ハイブリッドに比べて優位に立てるというメリットが有る。
ホンダでは、新型ステップワゴンからは従来の2.0L、NAエンジンは廃止し、
ハイブリッドと小排気量ターボのみの設定とし、燃費性能を全面的に押し出してゆく計画だそうだ。
新型ステップワゴン、ターボモデルの発売時期は、2014年末、
ハイブリッドモデルの発売時期は、少し遅れて、2015年中になる予定だ。
2014年前後には、最大のライバルであるトヨタ「ノア」「ヴォクシー」も
フルモデルチェンジされ、ハイブリッドモデルが投入される。
ステップワゴンハイブリッドは、ノア・ヴォクシーよりも発売が後になることもあり、
燃費面など、万全の体制を整えて発売されることになるだろう。