さて、前回はホンダ、N-BOXスラッシュのデザイン面を中心に見ていきましたが、全高が低くなっていることもあり、使い勝手はどうなのでしょうか。
今回は実用性の面から見ていきましょう。
ベース車であるN-BOXや、サイズ面で近いN-WGNと比較してみます。
まず、N-BOXと比較すると?
全高が低くなったため、居住性が悪くなった。
例えば、子供が立って着替えるなどは、厳しいでしょうね。
又、スライドドアではなくなり、なおかつ後部座席のドアハンドルがCピラーに内蔵され、高いところにあるため、子供には手が届かないかもしれません。
まあ、手が届かない方が勝手に開けたりする心配はありませんが、N-BOXスラッシュは子育て世代は完全にターゲット外といった感じですね。
続いて、サイズ感が近いN-WGNとの比較。
N-WGNは、スズキ、ワゴンRやダイハツ、ムーヴなどのライバルであり、軽の定番といった位置付けです。
ホンダも、新しい軽のベーシックと言っているように、良くも悪くも普通。ということですね。
それに対し、N-BOXスラッシュは、スタイルをはじめ、インテリアやスピーカーなどにもこだわり、他とは少し違うクルマを演出しているように思えます。
こんなインテリアもありますよ。
N-WGNよりも価格は高くなるでしょうが、周りと同じようなクルマは嫌だ!という人には良いかもしれませんね。
販売台数的にも、周りがN-BOXスラッシュだらけ!ということにはならないでしょう。
N-BOXスラッシュの位置付けは、個性的なデザインを望み、かつ手頃な価格で買える、若者がターゲットであると言えるでしょう。