4月20日、三菱自動車の燃費不正問題が明らかになりました。
ざっくり説明すると、
燃費試験は、路上ではなくローラーのような台車の上で実施するため、タイヤの走行抵抗や空気抵抗に相当する抵抗を加えて試験を行います。今回は、その抵抗を不正に小さくして試験を行った。ということでしょう。
本来よりも小さな抵抗しか加えずに試験を行っているわけなので、当然燃費の数字は良くなります。
これに伴い、日産デイズ、デイズルークス、三菱ekワゴン、ekスペースが生産、販売停止となりました。
日産デイズ
日産デイズルークス
三菱ekワゴン
三菱ekスペース
既に、日産自動車のホームページから、該当車種のページが削除されています。
三菱自動車の方は、ekワゴン、ekスペースのページはありますが、いずれ削除なり謝罪文が掲載されることでしょう。
今は、まだそこまで手が回っていないのでしょう。
三菱自動車の不正といえば、過去のリコール隠しが思い出されます。
今回、再度の不正発覚で、顧客からの信頼回復は、もう難しいのではないでしょうか。
三菱自動車は最近は軽自動車の販売に頼っており、経営危機となることは間違いないでしょう。
実際、株価は不正発覚後、急落しています。明日以降の株価も心配ですね。
ekワゴンは、開発中のストーリーがガイアの夜明けで取り上げられており、燃費を向上させてきたワゴンRに対して、急遽燃費目標を引き上げ、苦心の結果「おーっ!出たじゃん」と言ってたことが記憶に新しいです。
苦心していたのではなく、不正をしていたのですね。がっかりです。
続報が入り次第、追ってお伝えします。