ホンダのSUV、CR-Vが日本でも発売されるとの情報が入ってきました。
今回は、新型CR-Vの最新情報をお伝えします。
もくじ
発売日
新型CR-Vの日本発売は、2018年8月31日です。
まずはガソリンモデルのみ発売され、ハイブリッドモデルの発売日は、11月1日です。
東京モーターショーで日本仕様のCR-Vが公開され、ホンダの東京モーターショーのページでも、市販予定モデルとして紹介されています。
先代CR-Vは2016年8月まで販売されていましたから、約2年ぶりの復活ということになります。
昨今、SUV人気が高まっていますが、ホンダのSUVラインナップはヴェゼル1車種しかありませんでした。
CR-Vを国内に投入することで、ハリアーやエクストレイルといったワンランク上のSUV市場にも参入することになります。
※追記
先行して発売されていた中国で、CR-Vのエンジンの不具合が発覚し、リコールが発表され、販売も中止されました。
1.5Lターボエンジンに不具合があったようです。
1.5Lターボ車は、日本にも投入が予想されているモデルなので、日本発売時期が遅れる可能性が高くなってきました。
特に、ホンダは、フィットハイブリッドの不具合以降、少しでも不安な点があれば、躊躇なく販売を延期する方針を取っているようですから、新型CR-Vの日本発売時期が延期される可能性は、結構高いと思います。
ホンダの新型車発売前には、通常、ティザーサイトが開設されて、今夏発売予定!などと紹介されるはずなのですが、5月末現在、そういったティザーサイトも作成されていません。
やはり、新型CR-Vの日本発売は、夏以降になる可能性が高そうです。
※更に追記
新型CR-Vの日本発売時期は、ターボ車が2018年8月、ハイブリッド車が2018年11月ごろになりそうです。
ターボ車が先に出るようですし、中国でのリコールの問題は、それほど大きな問題ではなかったようですね。
ようやく、ティザーサイトが公開されました。
サイト内でも、「ALL NEW CR-V Back To Japan Thin Summer」と表記されているので、7月~8月中に発売されることは間違いないでしょう。
CR-V試乗会が、8月19日に開催されることが発表されました。
ということは、発売日は8月19日以降なのではないかと思います。
ティザーサイトが更新され、2018年8月30日に発売されることが判明しました。
納期は早そう
新型CR-Vの、8月末時点での受注台数は、1,500台程度だということです。
CR-Vの月間販売目標台数は、1,200台です。
新型車の受注台数は、普通程度の人気の車でも、月間販売目標台数の数倍くらいはいくのが普通なので、CR-Vの滑り出しは、少々低調だといえるでしょう。
ハイブリッドがまだ販売されていないことを考えても、比較的納期は短めになりそうです。
デザイン
新型CR-Vのデザインを紹介します。
フロントマスクは、ホンダらしい翼を広げたような形(ソリッドウイングフェイス)となっています。
奇をてらうことなく、ベーシックなデザインであるといえるでしょう。
最近のホンダ車に共通することですが、ヘッドライト内のデザインが凝っています。
アコードや、ヴェゼルに似たデザインですね。
アルミホイールも、なかなか格好良いデザインです。
インテリアは、木目調パネルが配置されるなど、ヴェゼルよりも高級感が感じられます。
画像だけでははっきりとは分かりませんが、ソフトパッドが使われているようにも見えます。
また、シート厚がかなり分厚いように感じます。座り心地も良さそうですね。
インテリアは、思ったよりというと失礼ですが、結構質感は高く感じました。
主に、シート表皮と、木目調パネルの効果が大きいのかな。と感じます。
ハリアーのような、いかにも高級感を出してやろう。といったデザインではありませんが、質感は悪くありません。
新型CR-V日本仕様のガソリン車には、3列シート7人乗りが設定されます。
ハイブリッド車は、2列シート5人乗りのみです。
3列目シートも、それなりに座面は確保されているように見えます。
さすがに、足下空間は狭そうなので、大人だと2列目シート裏に膝がつくかもしれませんね。
海外ではすでに販売されているわけですが、やはり3列目シートは結構狭いようなので、必ず確認してから購入した方が良いと思います。
2列シートモデルは、シートを倒せば180cm以上のフラットな空間が生まれ、大人も余裕で車中泊ができるようになるようです。
カラーラインナップ
ボディカラー
新型CR-Vには、6色のカラーがラインナップされます。
・プラチナホワイトパール
・ルナシルバーメタリック
・クリスタルブラックパール
・ルーセブラックメタリック
・ミッドナイトブルービームメタリック
・プレミアムクリスタルレッドメタリック
最近の車にしては、少しカラーラインナップが少ないかな。と思います。
ツートンカラーもありません。
インテリアカラー
インテリアでは、シート表皮を3種類から選ぶことができます。
・ブラック(ファブリックシート)
・ブラック(本革シート)
・ブラウン(本革シート)
パワートレイン
現在CR-Vには、1.5Lターボエンジンと、2.4Lエンジンを搭載したモデルが海外で販売されています。
日本国内では、1.5Lターボエンジンを搭載したモデルと、新開発のハイブリッドが投入されると予想されています。
ハイブリッドは、オデッセイやアコードなどと同じ、2.0Lのi-MMDが搭載されるでしょう。
<1.5Lターボエンジン>
最高出力・・・192ps/5600rpm
最大トルク・・・24.8kgm/2000-5000rpm
<2.4Lガソリンエンジン>
最高出力・・・187ps/6400rpm
最大トルク・・・24.9kgm/3900rpm
【参考値】
<2.0Lハイブリッド>
エンジン最高出力・・・145ps/6200rpm
エンジン最大トルク・・・17.8kgm/4000rpm
モーター最高出力・・・184ps
モーター最大トルク・・・32.1kgm
2.0Lハイブリッドの燃費は、25km/L程度になりそうです。
1.5Lターボエンジンは、ステップワゴンに搭載されているものと同じものが搭載されるのかと思っていましたが、どうやらそれよりもかなりパワフルなものが搭載されることになりそうです。
<ステップワゴンのターボエンジン>
最高出力・・・150ps/5500rpm
最大トルク・・・20.7kgm/1600-5000rpm
ステップワゴンのターボエンジンとは、全く別物ですね。
燃費
新型CR-Vの燃費の情報を紹介します。
新型CR-V、ハイブリッド車の燃費は、
JC08モード燃費・・・25.8km/L
WLTCモード燃費・・・21.2km/L
となっています。
ターボ車の燃費は、日本基準でのカタログ燃費はまだ分かりませんが、欧州複合モード燃費が15.9km/Lということなので、WLTCモード燃費がこれに近いものとなるでしょう。
ターボエンジンの出力がかなりパワフルなことを考えれば、この燃費は優秀ですね。
サイズ
CR-Vのサイズは、全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,680mmです。
ちょっと全幅が大きいのが気になります。
シビックなどと同じく、あくまで海外向けの車を日本仕様に手直しして持ってきた。という感じなので、仕方がないことかもしれません。
予防安全性能
新型CR-Vには、ホンダセンシングが搭載されます。
ホンダセンシングの機能は、車種によって若干違いますが、
・衝突軽減ブレーキ
・誤発進抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・アダプティブクルーズコントロール
・車線維持支援システム
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム
以上の機能が搭載されます。
装備
新型CR-Vの主な装備を紹介します。
<全グレード標準装備>
・ホンダセンシング
・ブラインドスポットインフォメーション
・サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム
・Hondaインターナビシステム+リンクアップフリー+ETC2.0対応車載器
・8スピーカー(4スピーカー+4ツィーター)
・LEDヘッドライト
・運転席8ウェイパワーシート
・運転席4ウェイ電動ランバーサポート
・運転席&助手席シートヒーター
・電子制御パーキングブレーキ
・オートブレーキホールド機能
<グレード別装備>
・電動パノラミックサンルーフ
・ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
・本革シート
・助手席4ウェイパワーシート
・ルーフレール
通常、低グレードだとスピーカーは4つだったりしますが、8スピーカーが全グレード標準装備となっています。
また、カーナビや運転席パワーシートが全車標準装備となっています。高級車並ですね。
価格
新型CR-Vの価格を紹介します。
<1.5Lターボ車>
●FF車
EX(5人乗り)・・・3,230,280円
EX(7人乗り)・・・3,421,440円
EX Masterpiece(5人乗り)・・・3,591,000円
EX MasterPiece(7人乗り)・・・3,814,560円
●4WD車
EX(5人乗り)・・・3,446,280円
EX(7人乗り)・・・3,637,440円
EX Masterpiece(5人乗り)・・・3,807,000円
EX Masterpiece(7人乗り)・・・4,030,560円
EX Masterpiece ルーフレールレス(5人乗り)・・・3,774,600円
EX Masterpiece ルーフレールレス(7人乗り)・・・3,998,160円
<2.0Lハイブリッド車>
●FF車
HYBRID EX(5人乗り)・・・3,784,320円
HYBRID EX Masterpiece(5人乗り)・・・4,145,040円
●4WD車
HYBRID EX(5人乗り)・・・4,000,320円
HYBRID EX Masterpiece(5人乗り)・・・4,361,040円
HYBRID EX Masterpiece ルーフレールレス・・・4,328,640円
ベースグレードで323万円~というのは、ちょっと高いかな。と思いますね。
ただし、カーナビが全車標準装備であるということを差し引いて考える必要はあります。
オプションだったら20万円くらいはするものでしょうか?
ホンダとしても、月間販売目標台数を1,200台と控えめに設定していることから、少々高めの価格設定になっていることは認識していることでしょう。
販売台数が少ない代わりに、一台あたりの利益額は大きそうですね。
試乗会
CR-Vプロトタイプの試乗会が開催されます。
場所は、栃木県のツインリンクもてぎです。
6月25日~7月18日の間にWebから申し込みをして、抽選に当選した方は、8月19日に試乗することができます。
応募はこちらのページから
https://waigaya.honda.co.jp/user/enquete.do?grp=enjoyhonda&no=20180606
試乗した人の感想
無事試乗会も終わり、試乗した人の感想がアップされています。
新型CR-Vを試乗した人の感想をおおきく分けると、以下のような項目があります。
・加速、走りの良さ
ハイブリッドはとても力強い。ターボはトルクが強い。走りが安定している。といった口コミが確認できます。
実際、特にi-MMDのハイブリッドはかなりパワフルなので、嘘偽りないことでしょう。
・運転のしやすさ
CR-Vは、どんどんサイズが大きくなって、しまいには日本では販売されなくなった。という歴史を持つ車ですが、新型CR-Vは、運転がしやすい。といった口コミも確認できました。
先代よりもピラーが細くなっていて運転がしやすいそうです。
・静粛性の高さ
新型CR-Vでは、静粛性も高いといった口コミが確認できました。
特にハイブリッドの方だと思いますが、モーターが中心で走行することもあって、とても静かです。
ホンダ車といえば、それなりにエンジン音も入ってくる印象がありますが、新型N-BOXはかなり静かですし、静粛性にも力を入れてきているものと思われます。
・インテリアの質感の高さ
新型CR-Vは、インテリアの質感の高さや、シートの座り心地がしっかりしている。という口コミが確認できました。
写真を見てみても、シートがかなりゴツくて、しっかりしていることが確認できます。
長距離運転をしても疲れないようなシートになっているようなので、実際に座って確かめてみたいものです。
新型CR-Vは、これまでのモデルと比べても色々なところが進化しているようです。
ちょっと価格が高くなりそうなのが気になりますが、価格なりの価値を感じることができれば、台数も売れることでしょう。
また新しい情報が入りましたら、更新します。
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CMの曲は?
CR-VのCMの放送が始まりました。
大人たちが、CR-Vとともに好きなことを自由に楽しむ。といった構成になっています。
バックで流れている曲は何?と気になっている方も多いようです。
曲名は、Because I’m Me(ビコーズアイムミー)
The Avalanchesというアーティストの曲が使われています。
CR-Vの歴史
CR-Vは、1995年に初代が発売されて、今回の新型で5代目となります。
国内では、2016年までは発売されており、一旦ヴェゼルに吸収される形で販売終了したものの、昨今のSUV人気を受けて復活する運びとなりました。
初代CR-V
サイズは、全長4,385mm×全幅1,750mm×全高1,675mmと、今のヴェゼルと同じくらいのサイズでした。
今度の新型CR-Vのサイズは、先ほども紹介したとおり、全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,680mmと、ずいぶん大きくなっています。
シビックも昔はフィットくらいの大きさでしたが、車はどんどん大きくなって、その下に一回り小さな車が新しく登場する。ということを繰り返していますね。
2代目CR-V
販売期間・・・2001年~2006年
サイズ・・・全長4,360mm×全幅1,780mm×全高1,710mm
搭載エンジン・・・2.0L、2.2L、2.4L
2代目CR-Vは、初代ほどのヒットにはなりませんでしたが、アウトドア好きな人達を中心に、一定の人気となりました。
海外では初代にも劣らない人気で、アメリカでは、アコード、シビックに続く、ホンダ車第3位の大ヒット車となりました。
3代目CR-V
販売期間・・・2006年~2011年
サイズ・・・全長4,565mm×全幅1,820mm×全高1,690mm
搭載エンジン・・・2.4L
3代目CR-Vは、更にボディサイズが大きくなり、全幅が1,820mmと、1,800mmを超えてきました。
これにより、日本市場での販売はそれほど伸びませんでした。(日本市場では、クロスロードがこれまでのCR-Vのサイズに近い後継車として投入されました。)
デザイン的には、サイドのウインドウのデザインをクーペ風にするなど、スタイリッシュなデザインが好評で、北米では、2007年からSUVのベストセラーになるなど、海外では大ヒットとなりました。
4代目CR-V
販売期間・・・2011年~2016年
サイズ・・・全長4,535mm×全幅1,820mm×全高1,850mm
搭載エンジン・・・2.0L、2.4L
4代目CR-Vは、サイズは3代目CR-Vと同じくらい大きいものの、日本市場でももう少し売れて欲しいということで、2.0Lエンジンが新しく採用されました。
しかし、やはりサイズの大きさから、それほどのヒットとはならず、2016年、コンパクトSUVとして大ヒットしていたヴェゼルに統合される形で、販売は終了となりました。