トヨタから、カローラフィールダーの後継車、カローラツーリングが発売されました。
カローラツーリングのグレード構成、パワートレインは、カローラスポーツとは少し違います。
このページでは、新型カローラツーリングのグレード、パワートレインを比較して、どれがおすすめなのかを検証していきます。
もくじ
新型カローラツーリングのグレード構成
新型カローラツーリングのグレードは、ベースグレードの「G-X」、中間グレードの「S」、上級グレードの「W×B」の3グレード構成となっています。
G-Xグレード
Sグレード
W×Bグレード
外観の違いは、G-Xグレードは、スチールホイールにホイールキャップ、後席がプライバシーガラスではありません。
Sグレードは、シルバーのアルミホイール、フロントグリルにシルバーの加飾がつされています。
W×Bグレードは、ブラックのアルミホイールに、Bi-Beamタイプのヘッドライトが採用されています。
新型カローラツーリング、グレード別装備
「G-X」「S」「W×B」それぞれのグレードの装備の違いを比較してみましょう。
<G-Xグレードの主な装備>
・ファブリックシート
・15インチスチールホイール+ホイールカバー
・3灯式LEDヘッドランプ
・アナログメーター
・7インチディスプレイオーディオ
・電動パーキングブレーキ(ターボ車・ハイブリッド車のみ)
・電動格納式リモコンドアミラー
・UVカットフロントドアガラス
・UVカット機能付リヤガラス
・ウレタンステアリングホイール
・ワイヤレスドアロックキー
・ウレタンシフトノブ
・オートエアコン
・DCM(車載通信機)
・トヨタセーフティセンス
G-Xグレードは、+26,400円で、ワイヤレスドアロックキーをスマートエントリーに変更することができます。
また、+78,100円で、Sグレードと同じアルミホイールに変更することができます。
ベースグレードでも、LEDヘッドライト、フルオートエアコン、トヨタセーフティセンスなどが標準装備で、装備は比較的充実しています。
<Sグレードの主な装備>
(G-Xグレードから追加、変更されているもの)
・16インチアルミホイール
・カラーマルチインフォメーションディスプレイ付メーター
・インテリジェントクリアランスソナー
・オート電動格納式リモコンドアミラー
・撥水機能付UVカットリモコンドアミラー
・UVカット機能付プライバシーリヤガラス
・本革巻ステアリングホイール
・本革巻シフトノブ
・スマートエントリー
・助手席シートバックポケット
・バックガイドモニター
Sグレード以上のみに追加することができるオプションは、以下のとおりです。
・ナノイー(+14,300円)、オプション(+14,300円)で、ナノイーを搭載することができます。
・おくだけ充電(+13,200円)
・運転席、助手席シートヒーター(27,500円)
・9インチディスプレイオーディオ(+28,600円)
<W×Bグレードの主な装備>
(Sグレードから追加、変更されているもの)
・17インチアルミホイール
・合成皮革+レザテックスポーティーシート
・Bi-BeamLEDヘッドランプ
・7.0インチカラーマルチインフォメーションディスプレイ付メーター
W×Bグレードは、その名前の通り、ホワイトとブラックが強調されたデザインが特徴的です。
また、17インチアルミホイールが標準となっているので、他のグレードよりも乗り心地が硬めになることに注意が必要です。
新型カローラツーリング、パワートレイン比較
新型カローラツーリングには、1.8Lガソリンエンジン、1.2Lターボエンジン、1.8Lハイブリッドの3種類のパワートレインが設定されています。
1.8Lガソリンエンジンと1.8Lハイブリッドは全グレードに。
1.2Lターボエンジンは、W×Bグレードのみに設定されており、なおかつMT車のみとなっています。
グレードの違いだけでなく、パワートレインによっても若干の装備の違いがあります。
1.2Lターボ車と、1.8Lガソリン車のG-Xグレードには、レーントレーシングアシストがありません。
また、電動パーキングブレーキが設定されておらず、レーダークルーズコントロール機能が、全車速対応になっていません。
さらに、1.2Lターボ車には、インテリジェントクリアランスソナーを、オプションでも装着することができません。
1.2Lターボ車はMTしか設定されていないなど、特殊なので置いておくとして、1.8Lガソリン車と1.8Lハイブリッド車、どちらを選ぶべきなのか、ガソリン代にのみ注目して計算してみましょう。
新型カローラツーリングの、ガソリン車とハイブリッド車の価格差は、約45万円です。
燃費は、実燃費に近いWLTCモード燃費で、1.8Lガソリン車が14.6km/L、ハイブリッド車は29.0km/Lです。
ガソリン代を1L140円として計算すると、10万キロ~11万キロで、ガソリン代がペイできるという計算になります。
もちろん、ガソリン車とハイブリッド車では走行感覚が違ったり、ハイブリッド車のほうが静粛性が高いといった違いもありますが、コストのみを気にするなら、10万キロ以上走るつもりの人はハイブリッド車を選んだほうが良いということになります。
新型カローラツーリングの価格を比較
新型カローラツーリングの、各グレード、パワートレイン別の価格を紹介します。
<1.8Lガソリン車>
G-X・・・2,013,000円
S・・・2,216,500円
W×B・・・2,365,000円
<1.2Lターボ車>
W×B・・・2,458,500円
<1.8Lハイブリッド車>
HYBRID G-X・・・2,480,500円
HYBRID S・・・2,651,000円
HYBRID W×B・・・2,799,500円
G-XグレードとSグレードの価格差は、約20万円
SグレードとW×Bグレードの価格差は、約15万円です。
おすすめグレードは、G-Xグレード!
新型カローラツーリングは、G-Xグレードでも、LEDヘッドライトやフルオートエアコン、トヨタセーフティセンスが標準装備されています。
ワイヤレスドアロックキーだけはちょっと不便なので、26,400円を追加してスマートエントリーに変更すれば、G-Xグレードでも十分なのではないでしょうか。
足元がスチールホイールなので、そこを気にする方は、オプションでアルミホイールに変更するか、社外アルミホイールを装着すれば良いのではないでしょうか。
G-Xグレードは、後席がプライバシーガラスになっていないので、プライバシーガラスが良いという方は、フィルムを貼ってもらうと良いでしょう。
G-Xグレードで、スマートエントリー、アルミホイールに変更して、ガラスフィルムを貼ってもらっても10万円ちょっとのプラスですから、Sグレードよりも安く購入することができます。
新型カローラは、ベースグレードでも200万円を超えており、カローラにしてはとても高いという印象を持つでしょう。
ただ、基本性能はとても高く、装備も充実しており、今どきの軽自動車でも200万円を超えることは珍しくないことを考えると、決して高すぎるということはない価格設定になっていると思います。
それよりも、日本人の所得が増えていないことが問題なのでしょうが、それは話が逸れるので置いておきましょう・・・。