今回は、ガソリン車No1の燃費を誇る、ミライースの実燃費に関する話をしてみます。
ミライースに普通に乗っている方の実燃費を聞いてみると、20km/Lを少し切るくらいの方が多いのです。
カタログ燃費は35.2km/Lを誇り、プリウスをも上回るのですが、思ったほど燃費が伸びない・・・。という感想を持たれる方が多いようですね。
方や、プリウスは普通に運転していて22km/L前後だよ。という方が多い印象を受けます。
カタログ燃費では、プリウスの32.6km/Lに対して、ミライースは35.2km/Lで、ミライースの方が上なのですが、どうして逆転しやすいのか、わかりやすく説明でいる範囲で説明してみます。
考えられる理由その①
・通常の走行がJC08で試験される走行よりも、急のつく走行である。
エコに特に気を使わず走行すると、JC08モードで測定する時よりも強く加速する格好になります。
そんな時、排気量も大きく、モーターのトルクで楽に加速できるプリウスと、非力なエンジンで回転数を回さなければならないミライースでは、どうしてもミライースの方が不利になりがちです。
考えられる理由その②
・エアコンの使用。
JC08モードの測定では、エアコンは使用していません。
同じようにエアコンを使用していたとしても、エンジンの小さなミライースでは、かかる負担が大きくなり、燃費が悪化しやすいです。
考えられる理由その③
・乗員や積載物の重量。
同じ100kgの荷物(乗員を含めると数百キロになることもありますね。)を載せたとしても、プリウスの車重1400kgに対する100kgと、ミライースの車重730kgに対する100kgでは、ミライースの方が大きな負担がかかります。
JC08モードの試験では、運転手はできるだけ体重の軽い人を選定するなど、メーカーも徹底していますから、普段使いでは差が出やすいです。
もちろん、原因はこれだけではありませんし、最も大きな要因は運転方法です。
どちらもエコカーであることには違いありませんので、用途に応じて楽しい運転ができると良いですね。