車のエアコンから変な臭いがただよってきたら、嫌ですよね。
エアコンの臭いには、すっぱい臭い、カビ臭い、タバコの臭いなど、さまざまな臭いがあります。
このページでは、車のエアコンの臭いを取る方法、原因、対策など、エアコンの臭いに関係する情報を紹介します。
もくじ
車のエアコンの臭いの原因は？
エアコンの臭いの原因は、「カビ」「菌」「タバコ」です。
このうち、カビと菌は、主に冷房運転後の結露した水分が原因でエアコン内部で繁殖し、臭いの原因となります。
タバコの場合は、言うまでもなくタバコの煙が入り込むことが原因です。
特にカビと菌が原因の場合は、エアコンの風に乗ってカビと菌が大量に放出されてしまうので、健康上もあまりよくありません。なんとしても解決したいですよね。
車のエアコンの臭いを取る方法
車のエアコンの臭いを取る方法は大きく分けて2つ。
消臭芳香剤を使ってとりあえずごまかす方法と、エアコン内部を消臭除菌して根本的に治す方法です。
もちろん後者の方が良いのですが、手軽さは圧倒的に前者なので、とりあえず両方紹介します。
臭いを取り方法1：消臭剤を使う
手っ取り早く使える消臭剤、芳香剤には、エアコン吹出口に取り付けるタイプと、車内に置くタイプに分かれます。
エアコン吹出口に取り付けるタイプは、エアコンの臭いにターゲットを絞って消臭・芳香するもの。
車内に置くタイプは、車内全体の臭いを消臭・芳香するものです。
エアコン吹出口に取り付けるタイプのものと、車内に置くタイプのものを2つ、似た系統の匂いのものを使うと、結構効果があります。
エアコン吹出口に取り付けるタイプだと、ファブリーズが一番人気ですね。
ちょっとなくなるのが早いのが玉に瑕です。
ネットで購入する場合は送料がもったいないので、まとめ買いがおすすめです。
車内に置くタイプだと、こちらが大容量で長持ちするので、お気に入りです。
また、液体が入っているビンをカップホルダーに置くようなものありますが、これは香水のような臭いがするものが多く、個人的にはあまり好きではありません。
ただ、とりあえずごまかすたいぷの消臭剤・芳香剤は、香りの好みで選べば良いと思います。私は柑橘系が好きです。
臭いを取る方法2：根本的に消臭する
とりあえずごまかす消臭剤は、あくまでも臭いをごまかしているだけなので、根本的な解決にはなりません。
そんな時は、スプレーを使って、エアコン内部を消臭、除菌する必要があります。
エアコン内部の消臭、除菌スプレーにも、エアコンの吹出口からノズルを入れてスプレーするものと、フィルターを外してより内部までスプレーするものがあります。
吹出口からスプレーするものの方が手軽な代わりに効果は低く、フィルターを外してスプレーするものの方が手間はかかるが効果が高く、長持ちする傾向にあります。
吹出口からスプレーするタイプでは、こちらの銀が含まれているタイプのスプレーが、比較的効果が高いと感じました。
フィルターを外してスプレーするもので私が一番効果を感じたのが、こちらの消臭スプレーです。
トヨタの純正用品として、ディーラーでも使われていたりします。
フィルターを外すことができれば、2,000円程度で購入して自分でスプレーすることができるので、ディーラーにお願いするよりもお値打ちです。
ディーラーにして貰う場合は、工賃込みで4,000円～5,000円程度かかります。
フィルターの外し方は、車の説明書に書いてあります。それほど難しくないので、まずフィルターを外せるかどうか確認してから、自分で外せたらこのスプレーを購入し、自分では外せなかったら、吹出口から差し込むタイプを使うか、ディーラーで施工してもらいましょう。
上の吹出口からスプレーするタイプと、下のフィルターを外してスプレーするタイプでは結構効果の差が大きく、吹出口からスプレーをするタイプでは、1ヶ月ほどで少し匂いが出てきてしまうのに対し、フィルターを外してスプレーするタイプは、半年以上効果が持続する印象です。
もちろん、使い方によって差はあるでしょうが、できればフィルターを外してスプレーする方をおすすめします。
臭いを取る方法3：フィルターを交換する
車のエアコンにも、家のエアコンと同じようにフィルターがついています。
ただし、家のエアコンのフィルターとは違い、洗って再び取り付けるのではなく、基本的に使い捨てです。
車のエアコンフィルターは、繊維が蛇腹状になっていて、そこでホコリや花粉、ゴミなどを捕まえます。
車のエアコンフィルターは、家のエアコンのように頻繁に掃除・交換をするものではないので、フィルターが臭いの原因となっている場合もあります。
フィルターの交換方法は、
自分の車に合ったフィルターは、ネットで探せば安く手に入れることができますが、わからない場合は、ディーラーにお願いすれば取り寄せてもらえます。せいぜい2,000円～3,000円程度でしょう。
ディーラーで交換して貰う場合は、工賃込みで5,000円程度かと思います。
車のエアコンを臭くしない対策
対策1：原因を作らないこと
先にも紹介しましたが、エアコンが臭くなる原因は、「カビ」「菌」「タバコ」です。
このうち、「カビ」と「菌」を発生させないためには、エアコン内部にできるだけ水分を残さないことが大切です。
エアコン内部の水分は、特に冷房運転後に残りやすいものです。
この水分を飛ばすためには、冷房運転後に暖房に切り替えて、10分ほど風を送ると湿気を飛ばすことができます。
家庭用のエアコンでも、最近では水分を飛ばすために、冷房運転後に数十分から数時間、自動で送風運転をする機能のついたものが増えてきました。
理屈としてはそれと同じですが、目的地についた後数十分から数時間も送風をすることは現実的ではありませんから、暖房に切り替えて10分ほど風を送るだけでも効果はあります。
夏場ですからちょっと暑いですが、臭いの予防にはかなり有効です。
真夏の屋外など、炎天下の場合は、暑すぎてカビや菌の繁殖が抑制されるので、それほど気にすることはありません。むしろ炎天下に暖房を10分もかけていたら、熱中症になってしまいます。
この方法はどちらかというと、初夏や夜間に車を停める時に有効な方法です。
「タバコ」に関しては、タバコを吸わないようにする他ありません。
車の中ではタバコは吸わないようにする、あるいで電子タバコにする。
どうしても吸いたい時は、煙はできるだけ外に出すようにするなど、工夫が必要です。
対策2：防カビスプレーを使う
車の冷房をつける時は、暑い日ですよね。
そんな暑い日に、いくらエアコンの臭いを防止するためだからといって、10分も暖房をつけて待っているのは嫌だ。という方もいるでしょう。
一戸建てなどで、アイドリングしたまま家の中に入れるのならまだしも、そうでなければ待っているだけで汗だくになってしまいそうです。
暖房で水分を飛ばすことが出来ないのなら、「防カビスプレー」でカビの繁殖を防ぐことで、エアコンの臭いを予防することができます。
防カビスプレーは、塩素が含まれていないものを使うようにしましょう。塩素が含まれているものは、エアコン内部を傷めてしまう可能性があります。
車のエアコンにも使えるスプレーとして、こういったものがあります。
車のエアコンの臭いをすっきり消し去りましょう♪