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新型ソリオ、フルモデルチェンジでなくなるハイブリッドと、マイルドハイブリッドの違いは何?パワー、役割、燃費、価格について


下取りよりも数十万高く売れることも珍しくありません。

まもなくフルモデルチェンジが予想されている、スズキ・ソリオ/バンディッド。

新型ソリオでは、パワートレインが「ガソリン車」と「マイルドハイブリッド車」の2種類になるようです。

【新型 ソリオ マイナーチェンジ 2022~2023】いつ出る?2022年12月にマイナーチェンジで、ストロングハイブリッドが追加。電動パーキングブレーキは、なし

現行モデルには、「ガソリン車」「マイルドハイブリッド車」「ハイブリッド車」の3種類があったのですが、このうち、ハイブリッド車がなくなってしまうようなのです。

とりあえず、なんとなく「ハイブリッド車」の方が「マイルドハイブリッド車」よりもパワフルなんだろう。というイメージを持っている方が多いかと思いますが、パワー以外にもモーターの役割に違いがあります。

このページでは、スズキの2種類のハイブリッドシステムにはどんな違いがあったのか、について紹介します。

なくなってしまうので今更説明しても仕方がないかもしれませんが、参考なればと思います。

マイルドハイブリッド/ハイブリッド、モーター出力の違い

まず、これは多くの方が知っているかと思いますが、ハイブリッド車の方が、マイルドハイブリッド車よりも大きなモーター、バッテリーを搭載しています。

<マイルドハイブリッド>
モーター最高出力→3.1ps
モーター最大トルク→5.1kgf・m
バッテリー容量・・・3Ah

<ハイブリッド>
モーター最高出力→13.6ps
モーター最大トルク→3.1kgf・m
バッテリー容量→4.4Ah

マイルドハイブリッド/ハイブリッド、モーターの役割の違い

マイルドハイブリッドとハイブリッドでは、モーターの役割も違います。

モーターアシスト時のエンジンの動きも異なります。

マイルドハイブリッド車では、モーターアシストが入る分、エンジンの出力を抑制して、結果としてガソリン車と同等の走りを実現しています。

それに対してハイブリッド車では、エンジンの出力にモーターアシストが上乗せされて、ガソリン車やマイルドハイブリッド車よりも力強い走りを実現しています。

両方を乗り比べてみればすぐに分かる程度に違いを感じることができます。

 

マイルドハイブリッド/ハイブリッド、燃費の違い

ソリオ、マイルドハイブリッド車の燃費は、27.8km/Lです。

それに対しハイブリッド車の燃費は、32.0km/Lです。

ガソリン車の燃費、24.8km/Lを基準にすると、マイルドハイブリッド車は12%程度、ハイブリッド車は29%程度、燃費向上の効果があります。

ハイブリッド車の方が大きなモーター、大きなバッテリーを搭載しているため、燃費向上効果は大きいということです。

マイルドハイブリッド/ハイブリッド、価格の違い

最後に価格ですが、ハイブリッド車の方が大きなモーター、大きなバッテリーを搭載しているため、当然価格は高くなってしまいます。

ほぼ同じ装備のグレードの比較で、ハイブリッド車は、マイルドハイブリッド車よりも30万円ほど高くなっています。

今回、新型ソリオは、マイルドハイブリッド車の価格が、現行モデルのハイブリッド車と同程度の価格になると予想されています。

そこにハイブリッド車を設定するとなると、更に高い価格帯になってしまうということで、廃止されることになったのではないでしょうか。

また、マイルドハイブリッド車はスズキの販売の主力である軽自動車各車にも搭載されているのに対し、ハイブリッド車はソリオ、スイフトにしか搭載されていません。

数が出るシステムの方がコストも下げることができるので、今後、スズキはマイルドハイブリッド車に絞っていくのかもしれません。

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