このページでは、新型アクセラに搭載される、SKYACTIVE-Xエンジン、ディーゼルエンジンなどについて紹介します。
新型アクセラの基本的な情報は、こちらのページで紹介しています。
新型 アクセラ フルモデルチェンジ 最新情報!発売時期、発売日、価格、燃費、デザイン、予約など、予想情報!
もくじ
新型アクセラのエンジンラインナップ
新型アクセラには、1.5Lガソリンエンジン、2.0Lガソリンエンジン、1.8Lディーゼルターボエンジン、2.2Lディーゼルターボエンジンの4種類がラインナップされると予想されています。
このうち、2.0Lガソリンエンジンが新開発のSKYACTIVE-Xエンジンとなります。
SKYACTIVE-Xエンジンの投入は、発売当初からではなく、少し遅れるという情報もあります。
<SKYACTIVE-Xエンジン予想スペック>
最高出力・・・190ps
最大トルク・・・23.5kgm
<1.5Lガソリンエンジン>
最高出力・・・111ps/6000rpm
最大トルク・・・14.7kgm/3500rpm
<1.8Lディーゼルターボエンジン>
最高出力・・・116ps/4000rpm
最大トルク・・・27.5kgm/1600-2600rpm
<2.2Lディーゼルターボエンジン>
最高出力・・・190ps/4500rpm
最大トルク・・・45.9kgm/2000rpm
SKYACTIV-Xとは
新型アクセラには、新しいガソリンエンジン、SKYACTIV-Xエンジンが搭載されます。
SKYACTIV-Xエンジンは、ガソリンエンジンの良いところと、ディーゼルエンジンの良いところを融合したようなエンジンです。
<ガソリンエンジンの良いところ>
・エンジンの回転の伸びが良い
・排気が綺麗
<ディーゼルエンジンの良いところ>
・燃費が良い
・トルクが太い
マツダは、SPCCIという技術を採用することによって、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの特徴を融合することに成功しました。
通常、ガソリンエンジンは、ガソリンと空気の混合気を火花で着火する、「火花点火」を行っています。
火花点火の特徴は、火花を起点に炎が広がり、ゆるやかに燃焼することです。
一方、ディーゼルエンジンは、圧縮して高温になった空気に、直接燃料を噴射して着火する、「圧縮着火」を行っています。
圧縮着火の特徴は、燃料と高温の空気が混ざり、同時多発的に急速に燃焼がおこることです。
SPCCIは、「火花制御式圧縮着火」の略で、火花で着火させることは通常のガソリンエンジンと同じですが、ディーゼルエンジンのように同時多発的に燃焼をさせることができる着火方式のことです。
同時多発的に燃焼させたほうが、ピストンを押す力が大きく、大きなパワーを発生することができます。
同じパワーが欲しいなら、通常のガソリンエンジンよりも燃費が良くなるので、パワーと燃費を両立することができる画期的なエンジンなのです。
SKYACTIV-Dとは
マツダは、国内メーカーの中で一番ディーゼルエンジンに力を入れていることで知られています。
マツダのクリーンディーゼルエンジンは、「SKYACTIV-D」エンジンと呼ばれています。
SKYACTIV-Dエンジンの特徴を紹介します。
・低圧縮比(14.0)を実現
マツダのディーゼルエンジンは、14.0という低圧縮比を実現しています。
低圧縮比を実現することにより、燃料と空気の混合が促進され、より均一に燃焼をすることができ、Noxやススの発生量が少なくなります。
また、効率よく燃焼をすることができるので、燃費が良くなります。
・マルチホールピエゾインジェクター、排気VVLの採用
低圧縮比を実現すると、以上のようなメリットがあるのですが、低温時の起動性の低下や、ノッキングというデメリットもあります。
このデメリットを解消するため、マルチホールピエゾインジェクターと排気VVLを採用することで、このデメリットを解消しています。
マルチホールピエゾインジェクターは、燃料の噴射量とタイミングを精密化することができ、低音時の機動性の低下を防いでいます。
排気VVLは、排気ガスの一部をシリンダー内に逆流させることで空気を温めて、着火の安定性を高め、ノッキングを防いでいます。
・2ステージターボチャージャーの採用
マツダのディーゼルエンジンにはターボが搭載されているのですが、2ステージターボチャージャーというものが採用されています。
2ステージターボチャージャーとは、大小2個のターボチャージャーを組み合わせたもので、低回転域での高トルク、高レスポンスの実現。高回転域での高出力の実現。NOxとススの低減を両立しています。
マツダのディーゼルエンジンは全てターボチャージャーが搭載されていますが、こういった理由があったのですね。
これらの機構により、マツダのSKYACTIV-Dエンジンは高出力、低燃費、綺麗な排出ガスを両立しています。
SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE
新型アクセラの次世代スカイアクティブは、エンジンだけではありません。
新型アクセラには、シャシー、ボディ、シートなども、新しく開発されたものが採用されます。
これを、次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」と呼んでいます。
SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTUREでは、人間中心の設計思想を更に突き詰め、人間の体が本来持っているバランス保持能力を最大限に活用できるようなシャシー、ボディ、シートの開発を目指しています。
・骨盤を立てて脊柱が自然なS字カーブを維持できるシート
・多方向に配置した環状構造で入力エネルギーを遅れなく伝達するボディ
・各部品が相互に連携してばね上に伝える力を滑らかにコントロールするシャシー
・エネルギーの特質や人間が音を感じるメカニズムに基づいて造り込んだNVH性能
主に、この4つのポイントを重視して開発をしているということです。
これにより、現行よりも「人馬一体」感の高い車に仕上がります。
マツダは、現行アクセラでも、オルガン式のアクセルペダルを採用したり、ペダルの位置がタイヤハウスのせいで左によらないような構造を採用しているなど、他社よりも「人馬一体」感を重視していますが、新型となりシャシーから一新されることで、さらに走りの楽しい車に仕上がりそうですね。
ハイブリッドも
新型アクセラのSKYACTIV-Xエンジン搭載モデルは、マイルドハイブリッドシステムが採用されると予想されています。
欧州モデルでは、2.0Lガソリン車にもマイルドハイブリッドが搭載されるようなのですが、日本仕様ではSKYACTIV-Xエンジン搭載車のみとなるようです。
このマイルドハイブリッドシステムは、24Vで駆動するもので、主に低速域でのトルクをアシストする役割を果たします。
さらに、エンジンは気筒休止システムを採用しており、必要に応じて気筒を休止させることで、燃費が向上します。
もともと、SKYACTIV-Xエンジンはこれまでのガソリンエンジンよりも3割程度燃費が向上するといわれているものなので、マイルドハイブリッドシステムと合わせてかなりの低燃費に期待が持てそうです。
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